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ウォール街で株価の大暴落。株式などの投機に流れた金は、結局実態のない紙切れに投資されたわけだから、ついには泡(バブル)としてはじけ、富は消えてなくなってしまったわけだ。
投資家は破産し、会社は潰れ、巷に失業者が溢れた。大不況の発生だ! このとき、国家は失業者対策として、国家自身が市場に介入し、公共事業を行うことで雇用を創出し始めた。
アメリカのルーズベルト大統領のニューディール政策が有名だが、ドイツのヒトラーもドイツ-オーストリア間の高速道路アウトバーンの建設や自動車工場(フォルクスワーゲン)の建設などを行い、むしろ、後者の方が「ヒトラーの奇跡」といわれるほど成功し、人心を掴みナチス巨大化の原動力となっていく。
アメリカが経済を完全に復活させるのは、皮肉にも、第二次世界対戦が始まって世界の軍需工場として機能するようになってからだ。